「ミルク」ー実在したゲイの政治家を描く

同性愛

実在したアメリカのサンフランシスコ市議員を描いた伝記映画。

監督はゲイとカミングアウトしているガス・ヴァン・サントです。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」などの監督として知られています。

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あらすじ

ゲイであるミルクは、同性愛者に対する不当な差別に憤り、同性愛者をはじめとする社会的弱者救済のため活動をはじめる。

実在する政治家 ハーヴィー・ミルク

実在する政治家 ハーヴィー・ミルク を描いたこの映画。

アメリカにおける同性愛者のたどってきた歴史を知るうえでとても考えさせられる良作です。

アカデミー賞8部門ノミネート主演男優賞と脚本賞を受賞しています。

主演のショーン・ペンの演技が素晴らしいです。

政治活動家というと過激な人間を想像しがちですが、弱さも強さも併せもった男として見事に演じています。

同性愛者に対する差別については今もなお多々存在していますが、この映画の舞台である70年代(ほんの数十年前ですが)の差別のひどさが描かれています。

敵対する政治家が「彼らは悪である」「教育現場から解雇すべき」などとテレビで堂々と発言し、支持を得ている場面も。

まあ、残念ながら日本の政治家にもいまだに似たようなことを言う人がいますが。

しかも発言者たちの多くは、宗教的な観点から同性愛者を「悪魔」と呼んで批判しているんですよね。

その辺り、日本人の感覚ではあまりピンとこないのでちょっと恐ろしくなります。

見どころー悲しきすれ違い

映画は、ミルクが男と出会って同棲へ、というラブストーリー風にはじまりますが、そこに立ちはだかるのが同性愛差別の壁。

そもそもミルクは同棲生活を暮らしやすくするために、政治活動をはじめたのに、
活動を頑張れば頑張るほど、ふたりでいる時間が減り、すれ違いが起こってしまう。

いわゆる「私と仕事どっちが大事なの?」問題です。

そのすれ違いが悲しく、ラスト前にふたりが電話するシーンがとても切ないです。

まとめ

伝記映画にありがちなのですが、一人の人生のエピソードを切り取りながら描くので、それぞれのエピソードのつなぎが弱い印象を受けました。

とはいえ、主役のミルクの感情は描写されていますし、人々が立ち上がるときのパッションは強く感じることができるので、
そのあたりは好みの問題かもしれません。

ハーヴィー・ミルクに関して学ぶなら

この映画の元になった政治家ハーヴィー・ミルクについては、ノンフィクション書籍やドキュメンタリー映画があります。

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